2019年10月12日より開始しました通称使用/旧姓併記でのお困り事事例募集は、控訴のための陳情書作成が一段落したため2020年1月15日をもちまして陳情書作成のための募集を停止いたします。ご協力ありがとうございました。今後もご記入フォームは置いておきます。ご記入いただいたお困り事は陳情資料、世論喚起のための情報として使わせていただきたいと思います。
「女性活躍加速のため」として、政府は旧姓の通称使用/旧姓併記を進めています。2019年11月からは、住民票、マイナンバーカード、印鑑証明へ次々「旧姓併記」を広げる方針とのこと。しかし事務の現場では、通称使用/旧姓併記により人事・総務・会計などの作業が繁雑になった、海外の税関で足止めをされた、二重氏で各種契約に混乱が起こった、仕事でしか関係のない相手に望まない形でプライバシーを開示することになったなど、さまざまな問題が報告されています。
一見便利になったように見えて実は、「一人の人物が2つの氏を使い分けることによる混乱」「望まないプライバシー開示による苦痛」は広がるばかり。そのシステム改修に莫大な税金が投入されています。夫婦同姓を義務付ける国は日本だけとなり、世界的に本人認証厳格化の流れが加速する中で、望まない改姓を強いて旧姓併記でお茶を濁すことが本当に「女性活躍」につながるのか、私たちには疑問です。
進んで改姓したい人は改姓し、生まれ持った姓を保持したい人は公私ともに1つの氏で生きられる選択肢(=選択的夫婦別姓)を国は設けるべきだと考えています。
そこで今回、通称使用/旧姓併記で「困った」という体験談を集めます。当事者の方、ご家族の方、職場の総務担当等で通称・旧姓併記実務に直面しておられる方の困りごとを、ご記入フォームに入力してください。
集まった事例を集計し、以下の目的で使用させていただく予定です。
【使用目的】
1:世論喚起のための素材として使用
個人情報を伏せた形で本サイト(Stories)上の「通称使用・旧姓併記こんなことが困ります」
に事例を掲載させていただきます(プライバシーに配慮するため、一部改編の可能性があります)。
またメディア取材に提供する場合もあります。
2:法改正を訴えるための陳情資料として使用
選択的夫婦別姓・全国陳情アクションが行っている国会・地方議会への陳情の際、議員に渡す資料の一部として使用します。
■このご記入に関するお問い合わせは info@besseiouendan.orgまで。(お返事に少々お時間がかかります。ご容赦ください。)
■「選択的夫婦別姓訴訟」とは:「名前は私そのもの、わたしのままで結婚を」と、選択的夫婦別姓への民法改正を求めて2018年5月提訴し、東京・立川・広島全国3カ所で裁判を闘っています。
選択的夫婦別姓訴訟を支える会 https://bessei2018.wixsite.com/bessei2018
選択的夫婦別姓訴訟に関するお問い合わせ bessei2018@gmail.com
■「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」とは?
2018年11月に結成し、主にTwitterを通じてメンバーを募集。メンバーそれぞれが「ド素人でもできる活動」として地方議会からの意見書採択を目指している。
選択的夫婦別姓・全国一斉陳情アクション https://chinjyo-action.com/
陳情アクションに関するお問い合わせ:事務局 chinjyoaction@gmail.com