はじめに

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100の夫婦には

200の名前への思いがある。

同じ姓がいい人もいるし、

別々の姓がいい人もいる。

2018年4月現在、日本では婚姻届を出すには夫か妻どちらか一方の氏を夫婦の姓に選ばなくてはならない。

どちらもが自分の氏を選びたいことも時にあるわけで・・・

はぶてず、挫けず、諦めず(期日法廷変更です)

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(昨日アップしましたが、法廷が変更になりましたので修正しました。304号法廷です。)

あっという間に冬が過ぎて春。広島市内ではお花見のシーズンも過ぎゆこうとしています。新年度が始まってお忙しいことと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

お聞きのことと思いますが、3月家裁申し立て(東京本庁1件と立川2件)却下とニュー別姓訴訟で原告側が敗訴しました。判決は2015年の最高裁判決をそのままコピペしたかのような文面でガクッ!です。でも、第2次別姓訴訟の弁護団の皆さんも私たちも、ニュー別姓訴訟の青野さん他原告や作花弁護士も次に向かって進んでおられます。私たちの東京家裁の3件は東京高裁に即時抗告します。広島家裁はまだ審判は出ていません(2019年4月9日現在)。

 「法は天候に左右されないが、時代の空気には左右される」公開中の米国史上2番目の女性最高裁判事に任命されて現在に至るルース・ギンズバーグ判事を描く映画「ビリーブ(原題 On The Basis of Sex)」で何度も繰り返し引用されるギンズバーグの恩師のことば。日本の、このガチガチの法廷も、国会も、遅れ遅れであっても時代の空気に左右されて進んでいく、はず。はぶてず、挫けず、諦めず、てくてくと進んでいきたいと思います。

(注:あ、はぶてるは広島の方言で「腹を立てる。怒る。」意です。ふてくされる感じも入れて使ってるようです。兵庫県から広島に来たばっかりの頃はこの絶妙な語感にずいぶんビックリしたものです。)

ということで、

広島地裁 次回期日 近づきました。

今回は弁護団から証拠書類として、広島関連の5名の方ほか計17名の方が作成してくださった意見陳述書と、陳情アクションHPに寄せられた手記132名分を提出します。法廷では読み上げも希望を出しています。たくさんの私たちの選択的夫婦別姓の実現を求める思いが裁判官の皆さんの心に届きますように。傍聴よろしくお願いいたします。

2019年4月19日(金曜日) 15:30  304号法廷

期日後報告会 広島弁護士会館、その後18時より交流会

交流会ご参加希望の方はサイトメッセージ欄よりご連絡ください。(会費 4000円程度)

☆3/28にでた二つの家裁の審判書類、リンクは以下です。

東京家裁本庁審判

https://docs.wixstatic.com/ugd/4ef761_3b07a98369a94b9eb2c05d3ea9c4bdbd.pdf

東京家裁立川支部審判

https://docs.wixstatic.com/ugd/4ef761_7f3cba863ce44c658b3b27bc93726184.pdf

第6回 個個からカフェ ご案内

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「フツーの家族」の呪いを解こう Part1

2018年5月10日、選択的夫婦別姓にかかわる訴訟を東京都と広島県3地裁で8人が提起しました。法律婚をすると夫婦が同じ苗字にしなければならないのは日本だけ。そんな中で生まれ持った名前を希望する人は選べることを求めた裁判です。 旧姓通称で仕事はできるけど、まだまだ面倒で不安定なことがあります。そろそろ別姓で結婚できるようになってもいいのではないでしょうか。

別姓訴訟1年を迎え、女性たちに寄り添い社会的問題として研究を続けられてきた北仲千里さんを講師に迎えます。 昨年5月10日、選択的夫婦別姓にかかわる訴訟を東京都と広島県3地裁で8人が提起しました。旧姓通称は戸籍名ではないし、事実婚は法律婚と違います。原告たちは別姓夫婦にも同姓夫婦と同じ法的保障を求めています。
今でも96%の夫婦が夫氏婚。そのアンバランスはどこから来ているのでしょう。 別姓訴訟1年を迎え、女性たちに寄り添いハラスメントを社会的問題として研究されてきた北仲千里さんを講師に迎えます。

とき 2019525(土)  14:0015:30  (受付13:30より)

ところ ハチドリ舎 広島市中区土橋2−43 光花ビル201

講師 北仲千里さん 広島大学准教授

   恩地いづみ  第2次別姓訴訟 原告

会費 1000円 ワンドリンク、個々からカフェリーフレット付き

(第4回個々からカフェでの立命館大学 二宮周平教授の講演録がリーフレットになりました)

事前のお申し込みは不要です

主催 別姓訴訟@広島 応援団

第5回 個個からカフェ(2019.3.10)報告

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3月10日は第5回個個からカフェ、ご参加いただいた方、雨の中ありがとうございました。

返ってきたアンケートから公開可なものをご紹介します。

☆裁判の仕組みについて、始めて詳しく聞き分かりやすかったです。

どうしてこんな当然の要求が通らないのか、本当に不思議な日本!三権分立は名のみでしかなく実質が伴っていない。(ranhouse)

☆裁判の流れがよく分かりました。自分たちの主張をどのような形ですすめているのかもよく分かってよかったです。

(別姓訴訟は)奪われているものを取り戻す、大切な人権裁判だと思っています。(よーちゃん)

☆たいへん興味のあることでしたので、裁判の内容が具体的に分かりよかったです。是非一度傍聴したいです。

法が通りそうだったのもあり、別姓にしていますが、なかなか通らずモヤモヤとしています。通称では本人確認ができず、「そんな人はこの世にいない」状態です。こちらからは、改姓の名の方こそ、そんな人はいない感覚ですが。時間が少しずつ世論を変えている気はしてます。(さくら)

◎今後個個カフェで取り上げてほしいテーマについてお聞きしたところ、

#MeeTooをすすめるためにはどうしたらいいか。

選択的夫婦別姓が実現した次の世界は?

同性婚も大切にするテーマ

があげられました。検討させていただきます。ご提案ありがとうございました。

次回の個個カフェは5月25日(土)ですよろしくお願いいたします。

第4回期日のご案内

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第4回期日

2019年4月19日(金曜日)広島地裁 15:30 304 号法廷です。

期日後報告・説明会、交流会予定します。

傍聴、応援よろしくお願いいたします。

イベント「誰もがHappyになれる『家族のかたち』を考えよう」を一緒にみる会

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別姓訴訟弁護団で広島を担当してくださっている野口敏彦弁護士、東京の別姓訴訟を支える会代表の福沢恵子さんがリレートークやパネルトークに登場されるイベント、「誰もがHappyになれる「家族のかたち」を考えよう」が開催されます。主催は 多様な家族のかたちを求める会 (自治体にパートナーシップ制度を求める会 、同性パートナーシップ・ネット 、選択的夫婦別姓・全国陳情アクション)、明治大学現代中国研究所 

2019年3月31日(日)13:00〜16:30 明治大学 駿河台校舎グローバルフロント 1階多目的ホール

https://chinjyo-action.com/event/

YouTubeで動画配信されます。

広島ではハチドリ舎で観ようと思います。ご一緒にいかがですか。

2019年3月31日(日)13:00〜16:30 ハチドリ舎土橋公民館 ワンドリンク500円ご注文ください。

あ、もちろん、当日東京の会場に駆けつけられても。

通称名併記の犯罪報道で考えたいくつかのこと

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性犯罪の容疑で逮捕された俳優の報道で、「俳優〇〇、△△籍、本名□□」と通称名と本名とが併記されていた。このニュース、いろんなことを考えさせてくれた。

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☆夫婦別姓の通称使用でも同様な報道になるんだろうか

☆併記報道は在日外国人への差別感情、排外主義を刺激することになりませんか

☆別姓の場合、事実婚は内縁ともいうけれど、内縁っていけませんか

☆で、私の思いがどこに行き着くかというと・・・別姓訴訟で別姓での法律婚を求めるのは非法律婚排除とは違うと思うということ

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☆夫婦別姓の通称使用でも同様な報道になるんだろうか

最初、私は自分が通称を使っていたときのことを思い出した。

一時期私は婚姻届を出して夫の姓に改姓して旧姓を通称使用していたが、その時「私の公的な名前は夫の姓で、自分自身の名前だと思っている通称名にはなんの法的な根拠もない。もし事故で私が亡くなってニュースになったとして出るのは戸籍名だから、通称で付き合っている友達は私の事故のことを知ることはないんだ(被害者になることしか考えていない私)。」と、通称名の限界を強く感じていた。通称が使えるかどうかは相手が通称でいいというかどうかにかかっていて、正式な名前は戸籍名だという相手や本人確認の書類を必要とする場面で通称名は役に立たない。

なので記事を読んで、容疑者の日本名の通名〇〇だけが彼の正式な名前として報道されていればよかったのに(犯罪報道にいいも悪いもないけれど)やっぱり通称名は正式ではないんだよねと思うと同時に、もし、どこでも通称、通名で通せて通称名を正式な名前として取り扱ってくれるのだったら、あのときの私の旧姓喪失感は少し癒やされていたのかなあ・・・とちょっと思った。

そこでニュースの現場では通称名と戸籍名どのように取り扱っているのか問い合わせをしてみた。何社かの記者さんからお答えをいただいた。

「警察発表は基本的に本名で発表されますので、一般に本名より知られている通称名があれば、一緒に報道されることになると思います。」や「夫婦別姓にかかわる通称の扱いについては、とくだんのとりきめはないようで・・」「外国籍や別姓が動機に関係があるとみなされれば本名のみや併記もありうる」、と各社ともケースバイケースで決まったルールはないというお答えだった。

そうか、通称名、本名、戸籍名、ニュースの中で各社でその時々の判断で使い分けられている、と。だったら・・・

☆併記報道は在日外国人への差別感情、排外主義を刺激することになりませんか

「外国籍や別姓が動機に関係があるとみなされるとき併記がある」と。では今回の日本名の俳優が犯罪容疑で逮捕されたニュースに外国名の本名を示す意味はどこにあったんだろうという疑問が頭に浮かぶ。性犯罪が外国籍に関係したものだったのか・・は疑問だ。私みたいにその人が外国籍だかどうか知らなかった人にも△△籍と外国人であることを知らしめることにもなった。それに意味はあるのかどうか。

特に犯罪報道でことさらに外国籍に触れるのは在日外国人への差別感情、排外主義につながりはしないかしらと思う。報道のあと外国籍に関した非難の声がSNSにあがったと聞くと心穏やかにはいられない。他の日本籍容疑者の性犯罪に「日本国籍〇〇が」とか、いわないでしょ?そういえば医療事故の報道で事故を起こした医師が女性だったときに「女医が」とつけることが多いのも、ことさらに女性医師が強調されて気持ちの悪い思いがするものだけれど、そうした民族や女性など少数派や差別が絡む属性を持った集団を必要性は低いのにわざわざ記載することの暴力性ってあるように思うよ。

で、差別感情ということで言えば・・・

☆別姓の場合、事実婚は内縁ともいうけれど。

新聞紙面で時々「内縁の妻〇〇」という表現を見る。

今は私は「事実婚別姓です。」と自己紹介する。自分達のことを内縁とは表現しない。

ことばの定義からすると内縁に重婚的内縁の他、届け出の遅れや本人の意志による届け出拒否が含まれるということなので、事実婚も内縁と言っちゃ言えるが内縁を使わないのはなぜだろう。

外国籍や女医に「わざわざいわなくても」と思うのと同様に内縁も、もしかして「わざわざいわなくてもいいのに」に分類される属性?つまり差別が絡む用語ともいえるから。

で「事実婚です」というとき私、言語化するわけではなくても(いわゆる内縁とはちゃいます)とことばの陰にチラ見せしていたのかもしれない。・・・そうなのか、人のこと、あんまりいえないよな。自分でも(内縁とは違う)と内縁関係に見下し感を持っていた、ように思う。

☆で、私の思いがどこに行き着いたかというと・・・別姓訴訟で別姓での法律婚を求めるのは非法律婚排除とは違うと思うということ

同姓でも別姓でも、それに同性でも別性でも平等に法律婚できることを求めること(同性婚の法制化を求める裁判がもうすぐ起こされる)は、法律婚と非法律婚とを差別化することとは違うと思う。別姓訴訟で選択的夫婦別姓を求めていることは、「事実婚や内縁は二級の存在で一級に格上げされたいので別姓で法律婚ができるようになりたい」と言っているのではない。

法律婚という権利が同姓でないとか同性であるとかいう理由で得ることができないのはおかしいんとちゃいますか。というのが私の思い。年齢や重婚でないという条件をクリアしたわたしたちがそれ以外の理由によって法律婚から排除されるのはおかしい。そこんところをいいたいわけで、私の権利を求めることが、ほかの人の存在をマイナス評価することにつながるのとは違うことを意識しながら裁判に関わっていきたいなあ、と。

いろんなことを考えさせてくれた通称名本名併記報道だった。

ついでに言えば、逮捕報道は「推定無罪」という意味から、〇〇さんが即有罪、と言うことでもないんですよね。加害者とされる人の肩を持つわけではないけれど。

広島地裁 第2次別姓訴訟 第3期日 法廷が決まりました

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第3期日 2019年1月30日(水曜日) 15:30より 広島地裁304号法廷です

国側の書面に対して再反論です。力のこもった第2第3書面が提出されています。傍聴よろしくお願いいたします。

期日後には広島弁護士会館で報告・解説集会も予定しています。

 

違いに対する寛容さが広がってきているのかもしれない

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2018年12月16日ハチドリ舎での第4回 個個からカフェ

 新たな「別姓訴訟」が拓く未来 ~家族の多様性と個人の尊重という視点から~

立命館大学法学部教授 二宮周平先生の講座では、

日本における名前の歴史、現在の夫婦同氏の由来をたどって、江戸時代の名前、明治民法の時代から大戦後、日本国憲法が発布され、現行の民法が制定されるまでの流れを振り返り、家制度は廃止され男女平等が憲法で保障され、家族、夫婦のありかたも変わってきたこと、選択的夫婦別姓を求める動きがおこり1980年代から各地で女性達の運動の始まり、1991年法制審議会の答申、第1次夫婦別姓訴訟があり、昨年末の内閣府の世論調査で選択的夫婦別姓導入可という意見が過去最高値42.5%になり、今年に入って複数の夫婦別姓訴訟が提起されていることが話されました。

2017年末の世論調査では、別姓を容認する人が42.5%、認めないという人29.3%で、50歳未満では導入可がほぼ50%。一方、民法が改正されたら自分も別姓を希望するという人は20%以下に留まったという結果について、二宮教授は「自分は多分夫婦別姓にはしないけれど、別姓にしたい人はしていいよと、自分と違う意見・生き方に対して寛容さが広がっているのではないでしょうか。」とおっしゃった。

私はこの世論調査結果を、選択的夫婦別姓を許容する割合が反対を上回った、やったあ!としか見ていなかったので、社会の寛容さが増加傾向を示したという読み方で、なるほど、と思った。

「違う」ことの存在を知って、自分はそうは思わないけれどとか、それは多数ではないけれどその存在・意見を、それもありか、と受け入れる。世論調査の、一般論として認めるかどうかと自分は希望するかどうかという二つの質問に対する数字の差がそんな寛容さを示しているとすれば、この社会がちょっと大人の態度を取れるようになってきたってことではないか?と思えて、少し嬉しくなった。

夫婦別姓を希望して、別姓訴訟の原告になったことで、仲間を増やして多数派になりたい、と思っているわけではない。なんで夫婦別姓が少数派なんやろう?ともちょっと思うけれど、少数派であることは別にかまわない。少数派であることで「少数派消えてしまえ!」と言われさえしなければ、ね。今の同姓強制の法律では、別姓結婚希望者は無いことにされている。別姓なんかダメよ、と法律に言われている感じ。それは嫌だと思う。別姓もいいよ、って民法にも言ってほしいから原告になった。

選択的夫婦別姓を容認する意見が反対意見を上回ったことで、もう、民法改正を遅らせるのに「世論が拮抗しているから」とはいえなくなります、という二宮先生の言葉に強くうなずいた。

社会は変わってきているのかも。そんな未来を拓く感覚を感じさせてもらえた個個カフェだった。「おかしいと思うことはおかしいと言う、問いかけることが、やがて社会や制度を動かすことになっていくのではないでしょうか。」と、二宮先生もおっしゃった。未来を拓いていく、扉を開けることを目指して、なんてすごいいいかっこしいしてるようで面はゆいけれど、でも拓いていきたいね!

先生もハイボール片手で、聴衆もそれぞれにいろんな飲み物を手に、年の瀬の喧噪からちょっと離れて、素敵な時間を過ごすことができました。東京の会場にもライブ中継して講演を共有できました。後の交流会までおつきあいいただいた二宮先生、広島で、東京で会を運営してくださった皆さん、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

第3回期日のご案内

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別姓訴訟@広島 第3回期日のご案内

2019年1月30日(水) 15:30より 広島地裁

裁判終了後 隣接する広島弁護士会館で裁判解説・報告会、その後交流会の予定です。

第5回 個個からカフェ 「別姓訴訟」を楽しもう

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別姓訴訟を楽しもう~裁判書面を読んでみよう~

平成271216日の最高裁大法廷判決から2年あまり経過した平成30年、いくつかの選択的夫婦別姓に関わる訴訟が提起されました。法律婚をすると、夫婦同氏が「義務づけられて」しまうのは日本だけ。そんな中で、希望するものは夫婦別姓も選択できる制度になることを求めた裁判です。はたして、その裁判では、どんな書面や証拠が提出され、法廷では、誰からどんなことが述べられ、どんなことは述べられていないのか?別姓訴訟の内容と裁判期日の動きをおさらいしてみましょう。

とき 2019310(日)  14:0015:30  (受付13:30より)

ところ ハチドリ舎 広島市中区土橋2−43 光花ビル201

講師 弁護士 飯岡久美さん ひまわり法律事務所 第2次別姓訴訟@広島 担当弁護士

会費 800円 ワンドリンク付き

事前のお申し込みは不要です

主催 別姓訴訟応援団

お問い合わせ onji.i@nifty.com