2019年4月19日 期日報告

Pocket

4/19の期日の話しをと書き始めようとしたところで休憩・・・しているうちに一週間、二週間経ち・・・改元をまたいでしまいました。お礼と報告、遅くなりました。

裁判所での傍聴、遠くからの応援、いつものように、ありがとうございました(^.^)

広島家裁はまだ審判は出ていません(5月3日現在)。

〇広島地裁 第4回期日報告です

2019419(金曜日) 15:30  304号法廷にて口頭弁論がありました。

国から再反論が出されました。条約論に関して再度こちらからも反論を準備しています。

原告からは証拠書類として、広島関連の5名の方ほか計17名の方が作成してくださった意見陳述書と、陳情アクションHPに寄せられた手記132名分を提出しました。法廷ではお二人の陳述書の読み上げがありました。

通称使用で仕事をしていたけれど、事情で退職して専業主婦になると通称は使えるところがますます限られ自分の名前を失っていくことに。諦めきれないのでペーパー離婚して事実婚になると、扶養の点で婚姻の証明が必要になるため手続上必要なときだけ婚姻届を出して直後に離婚届を出すペーパー離再婚を毎年繰り返すことになったMさん。

研究者として姓名の変更は業績の蓄積を無にすることになるため改姓はできないKさん。事実婚で出産時、夫のいるオーストラリアに産休中長期滞在のためのビザ申請が「結婚していない」ので配偶者ビザは申請できない、ということになり仕方なく婚姻届を出し戸籍上改姓。その後通称使用で研究者としてのキャリアを続けているところ、海外では通称使用は法的根拠のないダブルネーム使用で犯罪的行為といわれ、国内でも本人確認や講演の謝金支払い口座は戸籍名のため二つの名前の使い分けで仕事に支障を来したり経済的不利益が。

事実婚の問題点、通称使用の限界、とてもリアルで切実なお二人の陳述書。裁判官の皆様しっかり聞いてくださいましたか。たくさんの私たちの選択的夫婦別姓の実現を求める思いが心に届いていますように。

このように本名とはなり得ない通称、法律婚ではない事実婚。「法律婚」を否定しているわけでなく婚姻を希望し、且つ夫婦別姓を希望している者の夫婦同姓・別姓選択を可能にという声に対して、通称使用を進めることでことたれりと考えるのは大きな間違いです。

大正・昭和・平成と同姓強制が続き、さあ、そろそろ選択肢を増やしてよ!選択可能同姓・別姓・別性・同性結婚実現へ、今こそ!!!

期日後報告会(広島弁護士会館)では野口弁護士より裁判の解説があり、次回のこちらからの再反論(条約論に関して)に対して被告国が再々反論なければ結審となり、その次秋頃に一審判決になるのでは、とのことでした。3月に提訴された同性婚訴訟の弁護団長もなさっている寺原真希子弁護士は、同性婚と別姓婚は、多数派の異性同姓カップルでなく(数に違いはあるものの)少数者である別姓婚や同性婚希望者が、法律婚の権利を求める声をあげるものであるということで、同じものを求める訴訟。お互いに情報交換しながらやっていきたいと発言されました。

交流会は第2回の期日以後定例となっていますが、広島応援団の団長が毎回いろんなお店を絶妙なセンスで選んでくれ、みんなで時間を忘れて盛り上がるお楽しみタイムになっています。ご希望の方は次回以降こちらだけでもいらしてください。

次回期日は

2019年6月11日(火) 15:30 です

はぶてず、挫けず、諦めず(期日法廷変更です)

Pocket

(昨日アップしましたが、法廷が変更になりましたので修正しました。304号法廷です。)

あっという間に冬が過ぎて春。広島市内ではお花見のシーズンも過ぎゆこうとしています。新年度が始まってお忙しいことと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

お聞きのことと思いますが、3月家裁申し立て(東京本庁1件と立川2件)却下とニュー別姓訴訟で原告側が敗訴しました。判決は2015年の最高裁判決をそのままコピペしたかのような文面でガクッ!です。でも、第2次別姓訴訟の弁護団の皆さんも私たちも、ニュー別姓訴訟の青野さん他原告や作花弁護士も次に向かって進んでおられます。私たちの東京家裁の3件は東京高裁に即時抗告します。広島家裁はまだ審判は出ていません(2019年4月9日現在)。

 「法は天候に左右されないが、時代の空気には左右される」公開中の米国史上2番目の女性最高裁判事に任命されて現在に至るルース・ギンズバーグ判事を描く映画「ビリーブ(原題 On The Basis of Sex)」で何度も繰り返し引用されるギンズバーグの恩師のことば。日本の、このガチガチの法廷も、国会も、遅れ遅れであっても時代の空気に左右されて進んでいく、はず。はぶてず、挫けず、諦めず、てくてくと進んでいきたいと思います。

(注:あ、はぶてるは広島の方言で「腹を立てる。怒る。」意です。ふてくされる感じも入れて使ってるようです。兵庫県から広島に来たばっかりの頃はこの絶妙な語感にずいぶんビックリしたものです。)

ということで、

広島地裁 次回期日 近づきました。

今回は弁護団から証拠書類として、広島関連の5名の方ほか計17名の方が作成してくださった意見陳述書と、陳情アクションHPに寄せられた手記132名分を提出します。法廷では読み上げも希望を出しています。たくさんの私たちの選択的夫婦別姓の実現を求める思いが裁判官の皆さんの心に届きますように。傍聴よろしくお願いいたします。

2019年4月19日(金曜日) 15:30  304号法廷

期日後報告会 広島弁護士会館、その後18時より交流会

交流会ご参加希望の方はサイトメッセージ欄よりご連絡ください。(会費 4000円程度)

☆3/28にでた二つの家裁の審判書類、リンクは以下です。

東京家裁本庁審判

https://docs.wixstatic.com/ugd/4ef761_3b07a98369a94b9eb2c05d3ea9c4bdbd.pdf

東京家裁立川支部審判

https://docs.wixstatic.com/ugd/4ef761_7f3cba863ce44c658b3b27bc93726184.pdf

通称名併記の犯罪報道で考えたいくつかのこと

Pocket

性犯罪の容疑で逮捕された俳優の報道で、「俳優〇〇、△△籍、本名□□」と通称名と本名とが併記されていた。このニュース、いろんなことを考えさせてくれた。

**************************************

☆夫婦別姓の通称使用でも同様な報道になるんだろうか

☆併記報道は在日外国人への差別感情、排外主義を刺激することになりませんか

☆別姓の場合、事実婚は内縁ともいうけれど、内縁っていけませんか

☆で、私の思いがどこに行き着くかというと・・・別姓訴訟で別姓での法律婚を求めるのは非法律婚排除とは違うと思うということ

**************************************

☆夫婦別姓の通称使用でも同様な報道になるんだろうか

最初、私は自分が通称を使っていたときのことを思い出した。

一時期私は婚姻届を出して夫の姓に改姓して旧姓を通称使用していたが、その時「私の公的な名前は夫の姓で、自分自身の名前だと思っている通称名にはなんの法的な根拠もない。もし事故で私が亡くなってニュースになったとして出るのは戸籍名だから、通称で付き合っている友達は私の事故のことを知ることはないんだ(被害者になることしか考えていない私)。」と、通称名の限界を強く感じていた。通称が使えるかどうかは相手が通称でいいというかどうかにかかっていて、正式な名前は戸籍名だという相手や本人確認の書類を必要とする場面で通称名は役に立たない。

なので記事を読んで、容疑者の日本名の通名〇〇だけが彼の正式な名前として報道されていればよかったのに(犯罪報道にいいも悪いもないけれど)やっぱり通称名は正式ではないんだよねと思うと同時に、もし、どこでも通称、通名で通せて通称名を正式な名前として取り扱ってくれるのだったら、あのときの私の旧姓喪失感は少し癒やされていたのかなあ・・・とちょっと思った。

そこでニュースの現場では通称名と戸籍名どのように取り扱っているのか問い合わせをしてみた。何社かの記者さんからお答えをいただいた。

「警察発表は基本的に本名で発表されますので、一般に本名より知られている通称名があれば、一緒に報道されることになると思います。」や「夫婦別姓にかかわる通称の扱いについては、とくだんのとりきめはないようで・・」「外国籍や別姓が動機に関係があるとみなされれば本名のみや併記もありうる」、と各社ともケースバイケースで決まったルールはないというお答えだった。

そうか、通称名、本名、戸籍名、ニュースの中で各社でその時々の判断で使い分けられている、と。だったら・・・

☆併記報道は在日外国人への差別感情、排外主義を刺激することになりませんか

「外国籍や別姓が動機に関係があるとみなされるとき併記がある」と。では今回の日本名の俳優が犯罪容疑で逮捕されたニュースに外国名の本名を示す意味はどこにあったんだろうという疑問が頭に浮かぶ。性犯罪が外国籍に関係したものだったのか・・は疑問だ。私みたいにその人が外国籍だかどうか知らなかった人にも△△籍と外国人であることを知らしめることにもなった。それに意味はあるのかどうか。

特に犯罪報道でことさらに外国籍に触れるのは在日外国人への差別感情、排外主義につながりはしないかしらと思う。報道のあと外国籍に関した非難の声がSNSにあがったと聞くと心穏やかにはいられない。他の日本籍容疑者の性犯罪に「日本国籍〇〇が」とか、いわないでしょ?そういえば医療事故の報道で事故を起こした医師が女性だったときに「女医が」とつけることが多いのも、ことさらに女性医師が強調されて気持ちの悪い思いがするものだけれど、そうした民族や女性など少数派や差別が絡む属性を持った集団を必要性は低いのにわざわざ記載することの暴力性ってあるように思うよ。

で、差別感情ということで言えば・・・

☆別姓の場合、事実婚は内縁ともいうけれど。

新聞紙面で時々「内縁の妻〇〇」という表現を見る。

今は私は「事実婚別姓です。」と自己紹介する。自分達のことを内縁とは表現しない。

ことばの定義からすると内縁に重婚的内縁の他、届け出の遅れや本人の意志による届け出拒否が含まれるということなので、事実婚も内縁と言っちゃ言えるが内縁を使わないのはなぜだろう。

外国籍や女医に「わざわざいわなくても」と思うのと同様に内縁も、もしかして「わざわざいわなくてもいいのに」に分類される属性?つまり差別が絡む用語ともいえるから。

で「事実婚です」というとき私、言語化するわけではなくても(いわゆる内縁とはちゃいます)とことばの陰にチラ見せしていたのかもしれない。・・・そうなのか、人のこと、あんまりいえないよな。自分でも(内縁とは違う)と内縁関係に見下し感を持っていた、ように思う。

☆で、私の思いがどこに行き着いたかというと・・・別姓訴訟で別姓での法律婚を求めるのは非法律婚排除とは違うと思うということ

同姓でも別姓でも、それに同性でも別性でも平等に法律婚できることを求めること(同性婚の法制化を求める裁判がもうすぐ起こされる)は、法律婚と非法律婚とを差別化することとは違うと思う。別姓訴訟で選択的夫婦別姓を求めていることは、「事実婚や内縁は二級の存在で一級に格上げされたいので別姓で法律婚ができるようになりたい」と言っているのではない。

法律婚という権利が同姓でないとか同性であるとかいう理由で得ることができないのはおかしいんとちゃいますか。というのが私の思い。年齢や重婚でないという条件をクリアしたわたしたちがそれ以外の理由によって法律婚から排除されるのはおかしい。そこんところをいいたいわけで、私の権利を求めることが、ほかの人の存在をマイナス評価することにつながるのとは違うことを意識しながら裁判に関わっていきたいなあ、と。

いろんなことを考えさせてくれた通称名本名併記報道だった。

ついでに言えば、逮捕報道は「推定無罪」という意味から、〇〇さんが即有罪、と言うことでもないんですよね。加害者とされる人の肩を持つわけではないけれど。

違いに対する寛容さが広がってきているのかもしれない

Pocket

2018年12月16日ハチドリ舎での第4回 個個からカフェ

 新たな「別姓訴訟」が拓く未来 ~家族の多様性と個人の尊重という視点から~

立命館大学法学部教授 二宮周平先生の講座では、

日本における名前の歴史、現在の夫婦同氏の由来をたどって、江戸時代の名前、明治民法の時代から大戦後、日本国憲法が発布され、現行の民法が制定されるまでの流れを振り返り、家制度は廃止され男女平等が憲法で保障され、家族、夫婦のありかたも変わってきたこと、選択的夫婦別姓を求める動きがおこり1980年代から各地で女性達の運動の始まり、1991年法制審議会の答申、第1次夫婦別姓訴訟があり、昨年末の内閣府の世論調査で選択的夫婦別姓導入可という意見が過去最高値42.5%になり、今年に入って複数の夫婦別姓訴訟が提起されていることが話されました。

2017年末の世論調査では、別姓を容認する人が42.5%、認めないという人29.3%で、50歳未満では導入可がほぼ50%。一方、民法が改正されたら自分も別姓を希望するという人は20%以下に留まったという結果について、二宮教授は「自分は多分夫婦別姓にはしないけれど、別姓にしたい人はしていいよと、自分と違う意見・生き方に対して寛容さが広がっているのではないでしょうか。」とおっしゃった。

私はこの世論調査結果を、選択的夫婦別姓を許容する割合が反対を上回った、やったあ!としか見ていなかったので、社会の寛容さが増加傾向を示したという読み方で、なるほど、と思った。

「違う」ことの存在を知って、自分はそうは思わないけれどとか、それは多数ではないけれどその存在・意見を、それもありか、と受け入れる。世論調査の、一般論として認めるかどうかと自分は希望するかどうかという二つの質問に対する数字の差がそんな寛容さを示しているとすれば、この社会がちょっと大人の態度を取れるようになってきたってことではないか?と思えて、少し嬉しくなった。

夫婦別姓を希望して、別姓訴訟の原告になったことで、仲間を増やして多数派になりたい、と思っているわけではない。なんで夫婦別姓が少数派なんやろう?ともちょっと思うけれど、少数派であることは別にかまわない。少数派であることで「少数派消えてしまえ!」と言われさえしなければ、ね。今の同姓強制の法律では、別姓結婚希望者は無いことにされている。別姓なんかダメよ、と法律に言われている感じ。それは嫌だと思う。別姓もいいよ、って民法にも言ってほしいから原告になった。

選択的夫婦別姓を容認する意見が反対意見を上回ったことで、もう、民法改正を遅らせるのに「世論が拮抗しているから」とはいえなくなります、という二宮先生の言葉に強くうなずいた。

社会は変わってきているのかも。そんな未来を拓く感覚を感じさせてもらえた個個カフェだった。「おかしいと思うことはおかしいと言う、問いかけることが、やがて社会や制度を動かすことになっていくのではないでしょうか。」と、二宮先生もおっしゃった。未来を拓いていく、扉を開けることを目指して、なんてすごいいいかっこしいしてるようで面はゆいけれど、でも拓いていきたいね!

先生もハイボール片手で、聴衆もそれぞれにいろんな飲み物を手に、年の瀬の喧噪からちょっと離れて、素敵な時間を過ごすことができました。東京の会場にもライブ中継して講演を共有できました。後の交流会までおつきあいいただいた二宮先生、広島で、東京で会を運営してくださった皆さん、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

2018年11月20日 第2回期日のご報告

Pocket

ずいぶん遅くなりました、11月20日の第2回期日のご報告です。原告日記、とかいいながら毎日書かないうえに、期日の報告が半月以上後になって・・・反省しきり、なのですが(^_^;)

榊原富士子弁護士(弁護団団長さん)が書いてくださいました。支える会のMLにも流されたものです。

*************

広島の皆様、平日にもかかわらずたくさん傍聴にきてくださりありがとうございました。

11月20日、広島地裁で口頭弁論期日が開かれました。

304はかなり大きい法廷なのですが、傍聴人がたくさんきてくださいました。男性の方も結構おられました。

原告は、準備書面1で、条約の国内法的効力についての意味を説明、

被告は、やはり、今後条約について主張を展開するかしないか検討中と答え、裁判長が、いつまでにと聞いてくれたのですが期限なしのようでした。

被告からは、氏の変更を希望する者としない者を「別異扱いしていない(14条関係)」等と記載された準備書面が出ました。そしてそれを陳述(「陳述します」と一言いうと、内容を陳述した扱いになる扱いなので、傍聴人には何を陳述したかさっぱりわからないですね)。

また、全国でのたくさんの方々の活動の成果である地方自治体の意見書で平成27年最大判後のもの、17通を甲第43号証として提出しました。この意見書を提出するのは、広島がトップバッターです。今後も意見書が増えつつあることを伝え、次は、また追ってまとめて提出するとしました。

次回は、原告が準備書面で再反論をします。内容は、最大判の違憲審査基準の枠組みへの反論、14条論への反論、最大判後の事情変更の主張です。

広島の次回は2019年1月30日3:30 304または201法廷です。

(榊原富士子)

*****************

ということで、

広島地裁 次回期日

2019年1月30日 15:30

原告の再反論です。

よろしくお願いいたします。

***********************

2018/11/3憲法のつどい ひろしま2018

Pocket

11.3憲法のつどい ひろしま2018で、別姓訴訟について特別発言をさせていただいた。

原告になった、って、「なりました」だけで、何の専門的知識も学問的背景もないので、どれだけのことが喋れるんだろうかと自信が無かったし、7月の初回期日での意見陳述並みの緊張でした。でも、この半年、別姓訴訟応援団兼、原告という立場になった中で、「原告にはならなかったけれど、選択別姓を望んでいる、こんなに困っている」という多くの声が届いてきていて、そんなみんなの一人として発言したいと思っているので、がんばりました!

以下は、集会での発言要旨です。

憲法のつどい ひろしま2018 特別発言

日本では今、法律婚をするとき、夫婦のうち片方はもれなくそれまでの名字を無くすしかありません。同姓になることが強制されている制度です。同姓強制、おかしいこと、へんなことはいろいろあります。へんなのリスト作ってみました。

へんなのリスト その1、結婚しても名前を変えたくない場合、通称使用と事実婚、どちらかの方法で旧姓を使うことは一応、できます。でもどちらも結構不便で、困ることもあります。

通称使用の場合はなまえを二つ持つので煩雑です。ある人は通称名と戸籍名二つの名字のはんこをいつも持っている、といっていました。私は以前通称を使っていたとき、こっちでは通称、あそこでは戸籍名、・・・はて、ここでは私はどっちの名前だったっけ?ということになったりしました。まるで、怪しい人、です。海外では犯罪者扱いだそうです(; ;)。

一方、事実婚だと、結婚が証明されないので、相続や税金の控除で不利だし、各種民間サービス、クレジットカードで夫婦割引・家族カードなどの恩恵を受けることができません。お金に直結して損した感じです。また、配偶者ビザがとれないので、仕事でビザを取得して海外赴任するパートナーに、同伴できないということもあります。

通称が使えるから不便は一定程度解消されている、といっても、通称は戸籍名ではないし、事実婚は法律婚とは違います。 その違いって、結構大きくて、別姓を使ってことに対するペナルティみたいな感じがします。

へんなのリスト その2、同姓が強制される理由が分かりません。

理由1,別姓だと夫婦の絆が失われるから。・・・名前が絆だと思う人には絆かもしれませんが、同姓を二人の絆と思わない夫婦にはけんかの種です。

理由2,こどもが可哀想だから・・・家族で名字が違っても、うちの中で名字は関係ないですね。そして、もし別姓夫婦のこどもが家族で名字が違うといっていじめられたりするとしたら、それは同姓しか認めない制度だからおかしいといわれるのであって、同姓でも別姓でもどっちでもご自由で一つの家族にいろんな姓の人がいても問題ないよ、という制度なら別姓が特別視されることはなくなります。同姓強制を改めるのが先ですよね。親が別姓だとこどもがいじめられる、って順序が逆ですよ。

理由3,日本の伝統だからともいいますね・・・でも150年ほどの同姓強制民法です。伝統っていっても。その前には庶民はそもそも名字なんか持ってなかった訳ですし・・・。

など、理由が訳分からない。

へんなのリスト その3、通称使用はいいけれど、法律婚別姓はだめ、ってどうなんでしょう。国は女性の活躍のためにと通称使用はすすめています。通称使用による夫婦別姓のカップル誕生は国もだめだとはいっていなくて、夫婦別姓自を否定しているわけではないと理解します。一方、通称なのか事実婚なのかは戸籍を見ないと分かりません。そこら辺にいる夫婦別姓のご夫婦、通称使用です、とか事実婚です、とかみて分かりますか?婚姻届け出してますか、って聞かなきゃどちらか分かりません。通称使用で別姓の夫婦には家族が崩壊するとかは言わずに存在を認めてて、別姓で婚姻届を出したいっていったら、家族が崩壊するとかいって扉を閉ざしてしまうんですよ。

へんなのリスト その4、夫婦のどちらかが改姓している訳ですがその多くは女性です。婚姻届を出す夫婦の96%は妻が改姓しています。男女の偏りが非常に大きい。法律では「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」と民法750条に書いてあって、妻が改姓すると決まっているわけではありません。

結婚を目前にして、名前を変えたくない、と言い出した新婦が親や親戚から「わがままだ」とか「とんでもない」とか言われて集中攻撃を受ける。妻は夫に従うもんだとか、夫の名前に変えるのが当然だとか、自分の親からも言われたあげく、改姓することを説得される。私が結婚した40年近く前だったらしょうがなかったかなあと思いますが、なんと今でも普通にあるというのです。夫が嫌な改姓、妻も嫌だというのはわがままですか?

最高裁の2015年の判決では、「法律自体に男女間の形式的な不平等が存在するのでない」からいいんだ、というようにいっていますが、妻が改姓するが普通とかいう力が働いて仕方なく改姓する女性たちを含めて96%の妻が改姓している、という数字。憲法が守っている人権、個人としての尊厳、両性の本質的平等。権力構造の中で平等が得られていないことにも配慮がいるのではないでしょうか。

へんなのリスト その5、離婚するときには結婚改姓していた人は改姓したままでいるか、もとの名前に戻るか選べます。離婚時の改姓をしたくないということを争った裁判では「離婚改姓は本人の不利益をもたらす」と1964年広島高裁で言っているのです。広島高裁すごい!ですね。「結婚改姓は本人に不利益をもたらす」って、今回の訴訟では、是非広島で言ってもらいたいです。

へんなのリスト その6 外国人との結婚の場合は相手の姓に変えるか、変えないでそのままの姓を使うか選べます。外国人との結婚はすでに選択的夫婦別姓なのです。私は、日本人と結婚して「しまった!」と思いましたが、後の祭りでした。残念ですが、今更婚活のやり直しはできません。

ね?この同姓強制っていうシステムのおかしさに同感されませんか?

やっぱり同姓強制はおかしい、不便だと、納得できない私たちは今年5月に第2次別姓訴訟を提訴しました。東京・立川・広島3か所の地方裁判所で私を含む8名の事実婚の男女が、原告になって7月から公判が始まっています。裁判を皆さんに知ってもらいたいので、別姓ロゴを作ったり、このロゴを持って写真を撮ってTwitterにアップする別姓チャレンジということをしたり、原告、弁護団、支える会や広島の応援団、みんなでいろいろやっています。

昨年の秋から今年の夏にかけて他にも3種類、違った観点から別姓訴訟が起こされています。いくつもの裁判が同時進行していることで注目度もアップしているように思います。           いろんな切り口で同姓強制に異議をとなえ選択的夫婦別姓が可能になることを求めていきたいと思っています。

社会の変化と共に家族も多様に変わっていっています。同姓強制から、同姓か別姓か選択可能への変更はそのほんのマイナーなバージョンアップのひとつだと思っています。いろんな形の家族が普通に存在できて、尊重し合える社会へ、制度に家族の形を合わせるよりも、いろんな当事者の幸せの形を支える制度になっていけるような、変化の風を起こせたら、と思います。

この、別姓訴訟に、ご注目ください。

広島地裁での次回期日は今月、11日20日16時です。

ご支援よろしくお願いいたします。

広島地裁第2回期日 傍聴に来てくださる方は、少し余裕を持っていらしてください。

Pocket

広島地裁第2回期日、来週です。

広島地裁の書記官から弁護団に下記の連絡がありました。

「手荷物検査の実施が始まり,入庁に少し時間がかかるようになっているため,弁護士以外の原告本人・支援者等の方々は,15~30分程度時間に余裕をもってご来庁ください。」

書記官の方ご連絡ありがとうございました(^.^)。

11月20日火曜日 16時より 304法廷です。

傍聴にいらしてください。よろしくお願いいたします(^.^)。

16時30分より 弁護士会館にて裁判報告・解説 の集会を予定しています

2018年10月1日 東京地裁 第2回期日傍聴記

Pocket

大型台風が日本を縦断した930日、台風を先導するように東京に向かった。深夜に東京で私に追いついた台風は朝には東北に去り、101日朝は台風一過の抜けるような青空、ベストコンディションの期日になりました。

さすがに東京地裁は大きくて、入り口は今日101日から金属探知ゲートと持ち物検査付き。「裁判は国民の権利、裁判所は私たちの場所なんだよ。特別な正装は要らないよ。」というアドバイスに目から鱗の私でしたが、一応今日は普段は着ないワンピース。傍聴だけだけれど。

今日は原告の意見陳述がある。広島期日での私の陳述の前日には応援のプレゼントイラスト付きでメールをくださっていた原告さんなので、応援返しがしたくて傍聴にやってきた。

一同礼をして開始、進行協議を一回入れるか、それは毎回のことなのかどうか、次回期日はいつにするか、とサクサク日程が決まって。「では原告の意見陳述を」

私と同じようにいったんは婚姻届を出した後のペーパー離婚。「あなたが名前を変えたくないのと同じで私も名前を変えたくない。・・・私の名前は、祖父母が氏名全体の画数を考えて名付けてくれました。この名前は、大好きな祖父母からの贈り物です。・・・(氏を変えないのは)周囲からは『わがまま』と言われ理不尽な思いをしました。・・」と、はっきりと分かりやすい声で落ち着いた陳述をされました。

そうよ、そうよ、私も夫と同じように氏を変えないでいたいし、氏名丸ごと考えて名付けてもらった名前を大切にしたい。そして、そういう思いを「わがまま」と言われたくない。夫婦のもう一方は「わがまま」と言われることなく氏名をそのまま持てるのだから。と、同感しながら聞いていました。この思いが国側の担当の人たちや三人の裁判官にも伝わっていることを願います。感情に流されてはいけないプロの裁判官、にも、法律の理不尽さを感じている市民の納得できない思いは理解していただきたいなあと思います。

裁判所には原告のご両親も来られていて、公判後の交流会ではお父さんが「別姓にしたいという娘にはじめはビックリして理解できなかったが、勉強して理解するようになった。一人一人が大事にされる社会に、できる限り娘と一緒にやっていきたい。」、またお母さんは「彼のご両親に申し訳ないと思ったが、娘の幸せが一番なので、娘が頑張ってやってくれることを願っている。」とやはり傍聴に来られていた原告のお連れ合いと共にご家族ぐるみで原告を応援されていたのがとても嬉しかった。

始まりました@広島

Pocket

724日、広島地裁での初回期日(法廷が開かれることを期日ということ今回初めて知りました)でした。

直前一週間ほど、裁判に遅刻する夢を見たり、耳鳴りがしたり、ドキドキして過ごしていました。

入廷パフォーマンスをすることにし、皆さんに呼びかけ、テレビ2社と、私たちのHP用ビデオを友人のJackが撮影してくれることになり取材陣も3組に。でも、平日でもあり、傍聴に来てくれる人は少なそうで、私と弁護士さんとあと23人だったら寂しいなあ~と、胃が痛い思いでした。

けれど、当日

待ち合わせに行くと、随分たくさんの方が平日の酷暑!の中来てくださっていて感激でした。外は出ると一瞬で汗が噴き出るような晴天。先日個個カフェで話をしてくださった仙台の土屋さんが描いてきてくださったカラフルなバナーと、支える会のロゴ入りパネルを掲げて元気に入廷ができました。汗だくでした。

これまで映画やドラマで裁判所での、原告被告のやりとりや裁判官の発言など面白がってみてきましたが・・・。本物の裁判所も、銀幕やTV画面の中のような、特別な空間でした。そこに原告として座れたのがちょっと嬉しくて、そして傍聴席にいっぱい知った顔があり、それだけで随分落ち着くことができました。

開始前に、野口弁護士が被告の国側の担当の方達と名刺交換をなさっていて、なんだかいい風景~とみていました。あとで夫に言うと、「『今度飲みましょう』とか話してたりして~」なんて。まさかね。でも、友好的にやっていけたら嬉しい。

入ってこられた裁判官は三人。思っていたよりお若い感じの方々で、世論調査で別姓を許容する割合は若いほど高いので、どうか裁判官の方々も許容派でありますように、と祈らずにはおれませんでした。皆で起立・礼をして裁判開始です。

先週の東京での法廷ではマイクがなくて聞き取りにくかった、という報告を読んで、聞いてもらえるように陳述したいと思っていたので、広島ではマイクがあったのにかなり大きな声で陳述してしまいましたがどんなだったでしょうか。弁護団に手伝ってもらって作った結構思いを詰め込んだ原稿だったので、意見陳述ができて今になってすごくスッキリ感を感じています。これ、裁判の原告の醍醐味かも٩(^‿^)۶今後原告になろうかと思っておられる方にお伝えしておきますね。

そのあと、野口弁護士の弁論要旨の陳述、答弁書にあることの確認はサクサクととても手際よく進み、次回の期日を112016:00から、と決めるまで30分ほど。こんなものなんですね。あっという間のヒヨコ原告の初期日でした。

そのあと記者会見と野口弁護士の裁判解説をメインとする集会。間にゆっくり時間をとったので、終わったのが1930分。最後までご参加いただいた方、たいへんお疲れさまでした。東京から、別姓訴訟を支える会の福沢恵子さん、mネットの坂本洋子さんも来てくださり、集会でご挨拶もいただきました。ありがとうございました。

遠くから応援のエールを送ってくださった皆さん、エール、しっかり届いています(^.^)(^.^)!!ありがとうございました。いただいたエールをウェーブみたいに、次の立川(823日)に送りたいと思います。

野口敏彦弁護士、飯岡久美弁護士、傍聴にきて下さった皆さん、Jack、取材に来て下さった記者さん TVクルーの方々、バナー作成の土屋さん、あれこれアドバイスをいただいた皆さん、ヒヨコを心配してくださった皆さん、ありがとうございました😊!お疲れ様。

始まりました@広島。これから、どうぞよろしくお願いします!!

初回期日応援のメッセージが届きました(^.^)

Pocket

2018年7月24日 午後3時から 広島地裁201号法廷

第2次別姓訴訟@広島、始まります。

初原告、初法廷、初陳述、でどきどきのひよこ原告です。

ドキドキ、ドキドキと皆に言っているので周りがとても気を遣ってくれていろいろ声をかけてきてくださる。感謝です。今日は特別私宛のかわいい#besseiチャレンジが届きました。落ち着いて、リラックスして、とイラストが語りかけてくれました。(#besseiチャレンジ または #別姓チャレンジ は別姓のロゴを入れて写真やイラストをTwitterにアップして別姓訴訟を応援するハッシュタグです。他の#besseiチャレンジもよろしかったらご覧ください)